国際線用機材として、ボーイング787-9型機を20機発注している日本航空(JAL/JL、9201)。6月11日夜、初号機が成田空港へ到着した。ビジネスクラスにはフルフラットシート「スカイスイート」を採用しており、7月1日から成田-ジャカルタ線に投入する。
JALはビジネスクラスにフルフラットシートを搭載するボーイング777-300ER型機の新仕様機「スカイスイート777」を、2013年1月から導入開始。2014年7月には、13機目となる改修最終号機が就航し、欧米線のビジネスクラスはフルフラットシートになった。
3月から始まった夏ダイヤでは、成田-ホノルル線のビジネスクラスにも、フルフラットシートを導入している。
一方、欧米への新路線では、3月に関西-ロサンゼルス線を約8年半ぶりに再開した。
—記事の概要—
・「昔の日本航空とは違う」
・成田と羽田「片側に寄せてメリットない」
・適正サイズの飛行機で複数便飛ばす
今後の北米を中心とした路線計画や機材計画、成田空港と羽田空港の使い分けについて、JALの大西賢会長が、Aviation Wireの単独インタビューに米マイアミで応じた。
「昔の日本航空とは違う」
──北米路線は、今後どの地域をより重視していくか。
大西会長:北米は決して爆発的には伸びないが、堅実に伸びるマーケットだ。日本からも北米に向かうが、アジアからの流動が増えており、その流れがものすごく大きいと捉えている。
従来の日本発マーケットというより、アジアからという流れで見ると、日本と北米を結ぶ路線はパンパン。太平洋路線の増強は課題だと思っている。
ではどこが良いのかというと、
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