国土交通省航空局(JCAB)は6月1日、ニキ航空(NLY/HG)が申請した外国人国際航空運送事業の経営について許可したと発表した。6月14日からアブダビ経由のウィーン-成田線と、アブダビと北京経由のウィーン-中部(セントレア)線を1日1往復で開設する。ウィーン-アブダビ間は自社便で運航し、アブダビから日本にはエティハド航空(ETD/EY)とのコードシェアで乗り入れる。同社の日本就航は初めて。
ウィーン発のHG7086便は午前11時15分に出発し、アブダビには午後7時50分に到着する。HG4058便はアブダビを午後10時5分に出発、成田には翌日午後1時15分に到着する。成田発のHG4059便は午後9時20分に出発し、アブダビには翌日午前4時35分に到着する。HG7087便はアブダビを翌日午前2時40分に出発、ウィーン着は成田出発後翌々日の午前6時。
中部発着路線のウィーン-アブダビ間は、成田発着と同じスケジュールで運航する。HG4062便はアブダビを午後9時30分に出発し、北京には翌日午前8時50分に到着する。北京を午前9時50分に出発、中部には午後1時50分に到着する。HG4063便は中部を午後9時35分に出発し、北京には翌日午前0時5分に到着する。北京を午前1時25分に出発、アブダビ着は午前6時20分。
同路線はアブダビ経由で設定。ウィーン-アブダビのみの利用は可能だが、アブダビ-日本のみの利用はできない。
成田発のウィーン便は、オーストリア航空(AUA/OS)が1日1往復で運航している。中部発着のウィーン便は、直行、経由便とも初めて。
NLYは2003年1月、オーストリアで設立。ETDのほか、エア・ベルリン(BER/AB)ともコードシェアを実施している。創業者は元F1レーサーのニキ・ラウダ氏。
運航スケジュール
ウィーン-アブダビ-成田
HG7086/EY1978 ウィーン(11:15)→アブダビ(19:50)
HG4058/EY878 アブダビ(22:05)→成田(翌日13:15)
HG4059/EY871 成田(21:20)→アブダビ(翌日04:35)
HG7087/EY1979 アブダビ(翌日02:40)→ウィーン(06:00)
ウィーン-アブダビ-北京-中部
HG7086/EY1978 ウィーン(11:15)→アブダビ(19:50)
HG4062/EY888 アブダビ(21:30)→北京(翌日08:50/09:50)→中部(13:50)
HG4063/EY889 中部(21:35)→北京(翌日00:05/01:25)→アブダビ(06:20)
HG7087/EY1979 アブダビ(翌日02:40)→ウィーン(06:00)
・タイガーエア・タイワン、日本初就航 4月に成田-台北線(15年3月25日)
・天津航空、静岡・那覇線を定期便化(15年1月26日)
・エチオピア航空、成田便4月就航 ANAとコードシェアも(14年10月17日)
・ジェットアジアエアウェイズ、成田就航 28日から週4往復(14年9月26日)
・エア・ベルリン、コードシェアで成田と中部乗り入れ 12月から(12年11月30日)