エアライン, ボーイング, 機体 — 2015年5月26日 17:15 JST

厦門航空、関空路線強化へ 福州開設と厦門増便

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 中国南方航空(CSN/CZ)系の厦門(アモイ)航空(CXA/MF)は5月26日、関西発着路線を7月に強化すると発表した。福州便を開設し、厦門便を増便する。

関空発路線を強化する厦門航空=15年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 福州便は7月1日から、金曜を除く週6往復で運航を開始する。MF835便は福州を午後3時45分に出発し、関空には午後7時30分に到着する。MF836便は関空を午後8時30分に出発、福州着は午後10時30分。

 厦門便は7月5日から、1日1往復のデイリーで運航。これまでの週3往復から月曜と水曜、金曜、日曜発着を増便する。MF839便は厦門を午後3時に出発し、関空には午後6時50分に到着する。MF840便は関空を午後7時50分に出発、厦門着は午後10時15分。

 どちらも機材はボーイング737-800型機で、座席数はビジネス8席、エコノミー161席の計169席。

 同社は3月29日、関西-厦門線を2009年6月の撤退以来、約6年ぶりに再開した。

 福州は福建省の省都で、同省の政治や経済、文化などの中心都市。1985年には製造系の外資系企業を優遇し、誘致する「経済開発区」に指定されている。台湾海峡に面し、台北までは直線距離で約250キロ。アヒルの玉子を使用した郷土料理・太平燕(タイピンイェン)は日本でアレンジされ、現在は熊本のご当地グルメとしても知られている。

 厦門は福建省南部の海浜都市で、経済特区の指定を受けており、ビジネスや観光需要が旺盛。航空分野では、整備受託企業TAECO(廈門太古飛機工程有限公司、HAECO Xiamen)が、民間航空機のMRO(整備・修理・分解点検)事業を手掛けており、日系航空会社の機体の整備も行われている。

運航スケジュール
関西-福州
MF836 福州(15:45)→関西(19:30)運航日:月火水木土日
MF835 関西(20:30)→福州(22:30)運航日:月火水木土日
*新規路線

関西-厦門
MF839 厦門(15:00)→関西(18:50)運航日:毎日
MF840 関西(19:50)→厦門(22:15)運航日:毎日
*月曜と水曜、金曜、日曜を増便

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