エアバスは、中国の四川航空(CSC/3U)にA321型機を1機引き渡したと現地時間5月21日に発表した。同社向け100機目となるエアバス機で、独ハンブルクで記念セレモニーを開催した。
同社向けA321はビジネス8席、エコノミー186席の計194席。燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備し、エンジンはIAE製V2500を搭載している。
同社はA320ファミリーを計93機、A330を7機保有している。1995年に初のエアバス機となるA320を受領。操縦系統にフライ・バイ・ワイヤ(FBW)を採用した機体で、中国本土では初導入した。A321の導入も中国本土では初めてだった。2009年には中国・天津の最終組立工場(FALC)で製造したA320初号機を受領。2010年にはA330初号機を受領している。
同社は1988年7月、成都を拠点に運航を開始。中国国内は200都市、国際線はアジアや豪州、北米に就航している。
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