エアバス, 機体 — 2012年7月13日 07:00 JST

エアバス、ファーンボロ航空ショーで1兆3520億円受注 A350など115機

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 エアバスは現地時間7月12日、英国で行われているファーンボロ航空ショーで115機、約169億ドル(1兆3520億円)の受注を得たと発表した。このうち確定受注が54機で111億ドル(8880億円)、覚書(MoU)による受注が61機で58億ドル(4640億円)。

キャセイパシフィック航空のA350-1000のイメージイラスト(エアバス提供)

 開発中のA350 XWBのうちでもっとも大きいA350-1000は、キャセイパシフィック航空(CPA)が導入を発表。新規発注の10機に加え、36機発注済みのA350-900のうち16機がA350-1000に変更され、計26機となった。金額では42億ドル(3360億円)になる。

 A330ファミリーはCITグループから10機、23億ドル(1840億円)の受注を獲得。最大離陸重量を240トンに増やしたA330の航続距離延長型(関連記事)の初受注となった。また、シネルジー・エアロスペースが6機のA330-200と3機のA330貨物専用機を発注。ショーの期間中に獲得したA330ファミリーの合計受注数は19機になった。

 A320ファミリーは合計86機、84億ドル(6720億円)以上を受注。従来型のA320ファミリーへの受注は57機にのぼった。36機の従来型を発注したのは航空機リース会社の中國飛機租賃有限公司(CALC)。ロシアのUTエアー(UTA)はA321を20機、20億ドル(1600億円)の発注を行った。

 一方、新型エンジンを搭載するA320neoは製造が開始されたばかりだが受注は好調。29機の受注を航空機リース会社のアボロン、ミドル・イースト航空(MEA)、アルキア・イスラエル・エアラインズ(AIZ)から獲得した。

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