ANAホールディングス(9202)は5月7日、小型機で地方路線を運航する傘下のANAウイングス(AKX/EH)が、2016年度以降入社する客室乗務員(CA)を正社員として採用すると発表した。
これまでAKXでは、契約社員として3年間雇用後、本人の希望や適正、勤務実績などを踏まえて正社員雇用に切り替えていた。グループの全日本空輸(ANA/NH)が、2014年度からCAを正社員として採用しており、同様の採用形態に見直し、採用競争力を高める。
AKXのCAは今年4月の時点で450人おり、このうち契約社員の210人についても、2016年4月1日から本人が希望すれば正社員に切り替える。
AKXのCA採用と配置は、伊丹と中部、福岡の各空港を拠点としており、今後も同様に運用していく。使用機材はボーイング737-800型機と737-700、737-500、ボンバルディアDHC-8-Q400型機(Q400)の4機種で、計42機により国内線61路線を運航している。
ANAグループのCAは、ANAの7000人を含めて約8000人。
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