ボーイングは現地時間4月15日、海南航空(CHH/HU)が燃費を低減するプログラム「ボーイング・ウィンド・アップデート(Boeing Wind Updates)」を導入したと発表した。
機体の軌道や風向き、航路をモニタリングするもので、飛行に最適な風向きを選択し、飛行効率を高める。1回の飛行で200から400ポンド(約90から180キログラム)の燃料を節約できる。対象となる機体は737NG(次世代型737)と777、エアバスA330型機、MD-11など。CHHは保有する787-8(8機)とA330-200(9機)、A330-300(8機)に適用する。
同プログラムは機体サービスとサポートの統合プログラム「ボーイングエッジ(Boeing Edge)」の一部。2014年2月には、カタール航空(QTR/QR)も導入している。
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