タイ・エアアジアX、5月に札幌就航　7月以降は未定

　タイ・エアアジアX（TAX/XJ）は現地時間3月31日、札幌－バンコク（ドンムアン）線を5月1日に予定通り就航すると発表した。6月30日までの運航で、7月以降は未定。

札幌－バンコク線を5月から就航するタイ・エアアジアX＝12年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　1日1往復のデイリーで運航する。バンコク発は5月1日、札幌発は5月2日からスタートする。XJ620便はバンコクを午後11時10分に出発し、翌日午前7時50分に札幌に到着する。XJ621便は札幌を午前8時55分に出発、バンコク着は午後2時10分。機材はエアバスA330-300型機で、ビジネス12席、エコノミー365席の計377席。

　国連の専門機関ICAO（国際民間航空機関）はタイ航空局に対し、「重大な安全上の懸念（SSC）」を指摘。タイの航空会社は現在就航している定期便やチャーター便については運航を継続できるものの、日本をはじめとするICAO加盟国への新規就航や、増便などのスケジュール変更、機材変更などができない状況になっている。

　日本の国土交通省航空局（JCAB）は3月29日、タイの各航空会社に対し、新規就航などの認可を凍結すると通達した。

　同社は、2014年9月1日にバンコクから成田と関西空港へ就航。成田便は1日2往復、関空便は1日1往復を運航する。札幌便は日本で3路線目となる。成田便と関空便への影響はない。

運航スケジュール
XJ620 バンコク（23:10）→札幌（翌日07:50）
XJ621 札幌（08:55）→バンコク（14:10）

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