成田国際空港会社(NAA)は3月30日、LCC(低コスト航空会社)専用となる第3旅客ターミナルの本館で完成記念式典を開き、NAAの夏目誠社長や千葉県の森田健作知事、乗り入れる5社のLCCの社長ら374人が出席した。
LCCターミナルは4月8日に開業予定。延床面積は約6万6000平方メートルで、保安検査場や国際線用のCIQ(税関・出入国管理・検疫)を備える本館と、国内線が発着するサテライト、両館を結ぶ高さ15メートルの連絡橋で構成される。
開業時はジェットスター・ジャパン(JJP/GK)とジェットスター航空(JST/JQ)、バニラエア(VNL/JW)、春秋航空日本(SJO/IJ)、チェジュ航空(JJA/7C)の5社が乗り入れ、初年度は年間550万人の利用を見込む。
また、LCCに乗らない人も、約450席と国内の空港では最大となるフードコートなどの商業施設を利用できる。
NAAは30日正午に、1978年5月の開港以来、国内の空港で唯一実施していた入り口の検問を廃止。新警備システムに切り替えることで空港の利便性向上に加えて、非航空系収入の増収にもつなげる。
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