2月5日に仙台空港で発生したエアーニッポン(ANK)が運航する大阪(伊丹)発仙台行きANA731便が滑走路に尻もちをついた事故で、全日本空輸(ANA)は15日、現時点での社内調査結果を発表した。機長が着陸時にメインギアが接地せずに飛行し続けている「フローティング状態」であると誤認し、ゴーアラウンド(着陸復行)を行ったことが事故につながった可能性があるとしている。また、事故機は必要な処置を施した上、11日に羽田へ空輸した(続報はこちら)。
非常にスムーズな着陸が仇
調査結果によると、発生時刻は9時3分ごろ。エアバスA320-200型機(登録番号JA8384)に旅客159人、幼児1人、運航乗務員2人、客室乗務員4人の計166人を乗せ、定刻より2分早い8時3分に伊丹空港を出発。仙台空港付近の天候は概ね良好で、運航に大きな影響を与えるものではなかった。
着陸時の状況は、接地点は標準的な位置であったが非常にスムーズな着陸だったため、機長らはメインギアが接地したことを確認できず、
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