エアバスは現地時間3月23日、ベトジェット航空(VJC/VJ)向け初号機となるA321従来型(A321ceo、登録番号VN-A651)を引き渡したと発表した。エアバス9000機目の機体で、3月20日には独ハンブルクで記念式典を開催した。
エアバスの1機目は、1974年5月にエールフランス航空(AFR/AF)へ引き渡したA300型機。1993年に1000機、2007年に5000機に到達している。8000機目は2013年8月、エアアジア・インドネシア(AWQ/QZ)に引き渡したA320だった。
VJCは2014年2月、A321ceoを7機発注。このほか、A320neoを42機、A320ceoを14機、計63機を発注した。同契約には、A320シリーズ30機の追加購入権が含まれている。また、別途7機を航空機リース会社からリース導入する。
保有機体はA320ファミリー合計で22機。2014年11月には、A320ceoの自社購入初号機を導入した。
VJCは2011年12月に就航したベトナム初のLCC(低コスト航空会社)。同国南部のホーチミンと北部のハノイを拠点に、国内線を運航している。国際線はバンコク、シェムリアップ、シンガポール、台北、ソウル線を運航中。日本や香港への路線を計画している。
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Airbus
エアバス・ジャパン
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