エアバスは現地時間3月16日、スペインのブエリング航空(VLG/VY)に客室オプション「スペース・フレックス」を採用したA320型機を引き渡したと発表した。VLG向け同オプション採用初号機となる。
スペース・フレックスはA320ファミリー向け客室オプションで、機体後部のラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)を効率の良い新レイアウトで配置。座席は従来の180席から6席増の186席で、シート幅は18インチ(45.72センチ)としている。
今回の引き渡したA320は、2013年8月に受注したもの。エンジンはIAE(インターナショナル・エアロ・エンジンズ)製V2500を搭載。燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備した。VLGはA320従来型(A320ceo)を30機、A320neoを32機、計62機を発注している。
VLGはブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)やイベリア航空(IBE/IB)が所属するインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)のグループ会社。機体はすべてA320シリーズで、90機以上を保有している。バルセロナを拠点に、スペイン国内のほか、欧州や北米、中東に運航している。
関連リンク
Airbus
エアバス・ジャパン
Vueling
・エアバス、IAGからA320シリーズ62機受注(13年8月17日)
・エアバス、ブエリング航空にシャークレット装備A320初号機を引き渡し(13年3月26日)
・エアバス、ラバトリー配置変更したA320用客室「Space-Flex」 TAMが初採用(12年7月18日)