民事再生手続き中のスカイマーク(SKY/BC)は3月6日、広告制作会社のティー・ワイ・オー(TYO、4358)がブランド再生を支援すると発表した。再生計画が始まる7月下旬までを目途に、無償で支援していく。
TYOは2月、SKYが募集していた再生スポンサーに名乗りをあげた。同社によると、利用者とのコミュニケーションやプロモーションの見直しなどを通じて、SKYの強みを生かしながら、ブランド再生を支援していくという。クリエーターやスタッフの派遣、ノウハウ提供にも応じる。無償とした経緯については、SKYが民事再生中で新規投資が難しいことが要因の一つ。
広告制作のほか、これまでにブランド再生を手掛けた経験があるTYOでは、SKYの案件を契機に同事業の強化を目指す。SKYに対しても、投資が可能になった段階で、有償契約を締結できるか検討する。
SKYの再生支援を手掛ける投資ファンドのインテグラルは2010年12月、TYOの第三者割当増資に応じている。その後、2013年10月には全株式を売却しており、現在両社の間に資本関係はないという。
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