エアライン, 空港 — 2015年3月4日 19:07 JST

スカイマーク、米子全路線9月から運休　茨城は減便

　民事再生手続き中のスカイマーク（SKY/BC）は3月4日、米子空港発着の全路線を9月1日から運休すると正式発表した。茨城線も減便する。

9月から米子全路線を運休するスカイマーク＝13年12月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　米子路線は2013年12月20日に開設。就航時の路線は成田線と神戸線、茨城線の3路線で、成田線と神戸線は各1日2往復4便ずつ、茨城線は1日1往復2便で開設した。2014年4月1日からは羽田線と札幌線、那覇線が就航した。

　7月にエアバスとのA380契約解除問題が発生後は、10月26日からは羽田－米子線（1日2往復）と米子－札幌線（1日1往復）の2路線を、直行便から神戸経由便に再編した。

　残る直行便は那覇線と神戸線の2路線。1月の利用実績は那覇線のロードファクター（座席利用率、L/F）が39.3％、神戸線が42.9％と厳しい状況が続いている。

　また、茨城路線についても、現在1日2往復の札幌線と福岡線について、9月1日からは1日1往復に減便。神戸経由便として設定している茨城－那覇線と羽田－長崎線については、経由便設定をなくす。

　一方、中部－札幌線と神戸－那覇線は9月1日から1日1往復ずつ増便し、ともに1日3往復で運航する。

　8月31日までの直行便は19路線で、1日65往復。9月1日からは、路線数が羽田発着が5路線、茨城発着が2路線、中部発着が2路線、神戸発着が6路線、福岡発着が2路線の計17路線となり、1日63往復運航する。