エアバスA350 XWBの3機目となる試験機(MSN2)がこのほど、パリのシャルル・ド・ゴール国際空港からミュンヘン国際空港に向かった。同機には90人の報道陣が搭乗。現地時間2月27日にミュンヘンで開催した、エアバスの2014年決算報告会に参加した。
シャルル・ド・ゴール空港には、2月26日に到着。同日夜にはミュンヘンに向けて飛び立った。どちらの空港にも初飛来となる。
A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が276席、A350-900が315席、A350-1000が369席で、エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載し、燃費を25%改善する。1月末現在、40顧客から780機を受注している。
2014年7月から8月にかけて、世界14都市で実施した路線実証飛行試験を終了。商業飛行時の運用性を実証した。同年11月19日にはアジアを歴訪するデモ飛行ツアーの一環として羽田に初飛来した。
初号機は2014年12月、カタール航空(QTR/QR)が受領。今年1月からドーハ-フランクフルト線に投入している。日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。
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羽田飛来時の様子
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