民事再生手続き中のスカイマーク(SKY/BC、9204)の西久保愼一前社長が、2月19日に保有していた同社株をすべて市場で売却した。26日付で関東財務局へ提出された報告書で明らかになった。
破綻前は筆頭株主だった西久保前社長は、2日に1702万株、3日に116万株、4日に80万株を処分。893万3200万株(発行済み株式数の9.78%)まで減少していた。19日に同数を売却し、保有株はすべて手放した。
19日の終値は27円(前日比9円安、始値36円、高値37円、安値24円、出来高5203万9600株)。約3億2000万円で売却したとみられる。
同社株は3月1日付で上場廃止。株式市場での売買最終日となった27日は、3日続落となる前日比12円(46.15%)安の14円で取引を終えた。1月31日現在の発行済株式総数は、9134万4200株。
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