民事再生手続き中のスカイマーク(SKY、9204)が2月10日に発表した2015年1月利用実績は、ロードファクター(座席利用率、L/F)が55.1%と前年同月を2.8ポイント下回った。1月のL/Fとしては、過去5年間で最低を記録。搭乗者数は3カ月連続で前年同月を下回る7.3%減の46万579人、提供座席数は2.0%減の84万4897席だった。

1月の利用率が55.1%だったスカイマーク=15年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
羽田発着5路線のうち、札幌線と神戸線、福岡線のL/Fは60%を超えたが、鹿児島線と那覇線は50%台にとどまった。
SKYの直行便24路線のうち、半数以上の14路線のL/Fは50%未満で、30.9%だった神戸-仙台線など、4割に満たない路線も5路線あった。
羽田と神戸、札幌、仙台、茨城、中部、米子、福岡、宮古、石垣の発着路線ごとの実績や、L/Fが50%未満の路線の詳細は下記の通り。
羽田
羽田発着5路線のうち、最もL/Fが高かった路線は札幌線の68.7%(前年同月比10.5ポイント低下)。搭乗者数は6万2889人(2.5%減)、提供座席数は9万1565席(12.5%増)だった。
2014年6月14日から、全席に座席幅が広い「グリーンシート」を備えたエアバスA330-300型機(271席)を導入した福岡線は、L/Fが