バレンタインデーを4日後にひかえた2月10日、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は成田空港の同社チェックインカウンター前で、バレンタインイベントを実施した。JJPのキャラクター「ジェッ太」のほか、同社が就航する熊本から県の人気キャラクター「くまモン」も参加。どちらにチョコを渡したいか、人気投票を実施した。シールを多く集めるのはどっち──?
投票はカウンター前に集まった人に対してシールを1人1枚渡し、ボードに貼っていく方式で実施。当日、午前7時30分から午後5時までの投票時間内に、いくつシールを集めたかを競う。投票した人には、JJPオリジナルのブランケットをプレゼントした。
イベントではJJPの鈴木みゆき社長が登壇。友だち同士で贈り合う「友チョコ」やみんなに配って自分でも食べる「シェアチョコ」など、バレンタインチョコを贈るスタイルが変化しつつある現状を踏まえ、「根底にあるのは、大切な人への『感謝』。JJPも大切な人とのふれあいを手伝っていきたい」と述べた。
その後、くまモンが登場すると、ファンから歓声が上がった。くまモンには鈴木社長から、ハート型のクッキーがプレゼントされた。成田市内の観光牧場「成田ゆめ牧場」が製造した特別注文のクッキーで、JJPのイメージカラー、オレンジ色にデコレーション。受け取ったくまモンは、照れくさそうに体をクネクネさせていた。
会場にはくまモンファンの方が多く、ジェッ太のファンは相対的に少なく感じられた。くまモンとジェッ太が会場を後にするとファンの多くも後を追い、「くまもーん」と声援。中にはジェッ太にも声をかける人も。ジェッ太は短時間でハートをつかんだようだ。
午後1時時点での得票数は、ジェッ太が320票、くまモンが280票。投票は午後5時に締め切られた。結果はくまモンが560票、ジェッ太が526票で、くまモンの逆転勝利となった。投票総数は1086票。午前中はジェッ太が大きく差を付けていたが、「すごい勢いで追い上げている」(JJP)くまモンが僅差で破った。
JJPは2014年10月、成田、関西、中部(セントレア)-熊本線を就航。JJPによると、熊本の人は九州内を旅行する傾向が強いようで、低価格運賃での販売によって、関東や関西、中部圏などを訪れてもらいたいとしている。今後はくまモンとジェッ太のコラボレーションで露出を高め、JJPの熊本線をさらにアピールしたい考え。同社を「様子見している」(JJP)熊本の人々をどのようにつかむかがカギになりそうだ。
ジェッ太はレッサーパンダの男の子で、2013年7月4日生まれのレッサーパンダ年齢で5歳。サーカス団員のパパと、客室乗務員だったママ、1歳になる双子の姉妹「せいこ」「ほしみ」と暮らしている。
JJPは2013年10月、スマートフォンアプリ「LINE(ライン)」の公式アカウントを開設。お友だち数(登録者数)は10日現在で661万人。2014年10月に開始した2回目のLINEスタンプの配信が好評だったことから、3回目も検討しているという。
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ジェッ太(ジェットスター・ジャパン)
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