日本航空(JAL/JL、9201)と三菱航空機は1月28日、リージョナルジェット機「MRJ」をJALが32機導入する正式契約を締結した。2014年8月の基本合意に基づくもので、2021年から引き渡しを開始する予定。
32機はJALグループのジェイエア(JAR/XM)が運航する予定。地方路線の主力機として活用する。
MRJは2014年10月18日にロールアウト(完成披露)。2015年1月13日には、機体に取り付けたエンジンの試験運転を初めて実施した。初飛行は4-6月期、型式証明の取得は2017年上期を予定しており、ローンチカスタマーとなる全日本空輸(ANA/NH)への初号機引き渡しは、2017年4-6月期となる見通し。
MRJの合計受注数は、今回の契約を含めると407機(確定223機、オプション160機、購入権24機)となった。
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