全日本空輸(ANA/NH)は1月16日、国際線の機内エンターテインメント番組のチャンネル数が2014年12月で300チャンネルを突破し、国内の航空会社で最多になったと発表した。2月からは351チャンネルを提供する。
ANAは国際線事業を拡大しており、各席の個人モニターで提供する機内エンターテインメント番組を強化。訪日需要が高まっていることから、海外コンテンツの増加や多言語化を進めている。海外ドラマや就航先の国の映画などを取り入れることで、外国人利用者の満足度向上を図る。
一方、日本人向けでは、人気ドラマ『半沢直樹』の全話放送など、国内で話題となったコンテンツを積極的に提供していく。
2月から提供する351チャンネルの内訳は、ハリウッド最新作など映画52チャンネル、スポーツや音楽番組、ドラマ、子ども向け番組などビデオプログラム142チャンネル、ヒット曲や寄席などオーディオ番組148チャンネル、ゲーム9チャンネル。13カ国語に対応する。また、ガイドブックのデザインも刷新し、言語別に視聴可能な番組を記載する。
ANAによると、チャンネル数は2014年3月との比較で約1.4倍、2009年1月との比較で約4倍に増えたという。
300チャンネル突破記念として、同社のFacebook(フェイスブック)日本語ページで1月19日夕方から30日まで、「日本の絶景」をテーマに静止画像とコメントを募集する。50点程度を選び、5分程度のスライドショー形式のオリジナル番組「ANA旅フォト!」を制作。5月1日から6月30日まで、国内線と国際線の全路線で放映する。