国土交通省航空局(JCAB)は12月26日、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)など国内航空会社16社が提出した混雑空港への運航許可申請について、許可したと発表した。今回の許可による運航開始日は2015年2月1日で、各社はこれまで通り運航できる。有効期間は5年間。
スカイマーク(SKY/BC、9204)については、経営状況が改善するまで、財務状況や経営計画などをJCABに報告することを条件に許可した。
混雑空港とは、国土交通大臣による就航の事前許可を必要とする空港のことで、航空法により定められている。成田、羽田、関西、伊丹の各空港が該当する。
16社は1月31日に期限を迎える混雑空港での運航許可延長のため、11月11日に申請。審議会では許可が妥当かを審議し、12月18日、許可することが適当であると国交相に答申していた。
提出していたのはJALとANAのほか、ANAウイングス(AKX/EH)、ジェイエア(JAR/XM)で、成田と羽田、関空、伊丹で申請した。
このほか、関空と羽田では日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)、スターフライヤー(SFJ/7G、9206)、成田と関空ではピーチ・アビエーション(APJ/MM)、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)、成田と伊丹ではアイベックスエアラインズ(IBX/FW)が申請していた。
羽田ではスカイマーク(SKY/BC、9204)、エア・ドゥ(ADO/HD)、スカイネットアジア航空(ソラシド エア、SNJ/6J)、成田ではバニラエア(VNL/JW)、春秋航空日本(SJO/IJ)、伊丹では日本エアコミューター(JAC/JC)、天草エアライン(AHX)が申請していた。
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