日本航空(JAL/JL、9201)は、地域活性化プロジェクト「ジャパンプロジェクト」第43弾として、1月1日から佐賀県を取り上げている。機内やラウンジなどで県をイメージした料理や県特産品を扱う。31日まで。
国内線ファーストクラスの機内食は、唐津市の寿司店「鮨処 つく田」の松尾雄二店主がプロデュース。県産米「さがびより」や玄界灘、有明海、佐賀平野で収穫した旬の食材を使用した夕食を、有田焼の器に盛りつけて提供する。午後5時以降の出発便を対象に、上旬、中旬、下旬で異なるメニューを用意する。午後4時那覇発羽田行きJL918便でも提供する。
国内線ファーストクラスで2014年10月から提供を再開した「こだわりの日本酒」では、県の銘酒3銘柄を提供。富久千代酒造の「鍋島(なべしま)純米大吟醸」、馬場酒造場の「能古見(のごみ)大吟醸」、古伊万里酒造の「古伊万里 前(こいまり さき)純米大吟醸」を用意する。
国際線ビジネスクラスでは、「九州・佐賀御膳」を提供。県産のみつせ鶏を使用したすき焼きや、鹿児島のさつま揚げ、他地域では筑前煮と呼ばれる福岡の郷土料理「がめ煮」など、九州の味を用意する。対象路線は韓国線と深夜出発便を除く日本発路線。
羽田空港の国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジと福岡空港サクララウンジで、県の銘酒や銘菓を提供する。羽田では日本酒10銘柄と茶菓8種類、福岡では日本酒18銘柄と茶菓6種類を用意する。
福岡と長崎、熊本発着のJALグループ便を対象運賃で利用した乗客を対象に、抽選でボーナスマイルが当たるキャンペーンを実施。期間中に専用サイトから申し込むと、100人に1000マイルをプレゼントする。実施期間は1月1日から3月31日まで。
JALマイレージバンク(JMB)のマイルと商品を交換できる、JALと三越が共同で運営する「とっておきの逸品」では、県の特産品や名物を用意した。佐賀牛やハムとベーコンのセット、有田焼の名門・源右衛門窯の組鉢、香蘭社の湯飲み茶碗セットなどを1万マイルで交換する。申し込み期間はそれぞれ1月5日から3月31日まで。
ジャパンプロジェクトは2011年5月にスタートした地域活性化プロジェクト。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて「日本のすばらしさ」を発信している。11月1日からの第42弾では、東北地方を特集。2013年6月に立ち上げた東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」の拡大版として実施した。
関連リンク
JAPAN PROJECT(日本航空)
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