クリスマスを控えた12月23日、日本航空(JAL/JL、9201)の客室乗務員有志「JALベルスター」が、今年で20年目を迎えた恒例のミュージックベルコンサートを羽田空港国際線ターミナルで開いた。
演奏を披露したのは、入社3年目と1年目が1人ずつ、2年目が6人の客室乗務員8人。昨年に続いて参加した菊地優子さん(入社2年目)と、小学3年生からミュージックベルを演奏している和田沙織さん(入社2年目)を除く6人は、ミュージックベル初心者だ。10月から乗務の合間に8回練習し、これまでに11月29日と30日の函館、12月13日と14日に名古屋、20日と21日に札幌で演奏している。
コンサートでは、「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」など、おなじみのクリスマスソングや、ディズニーのヒットアニメ映画『アナと雪の女王』から「Let It Go(レット・イット・ゴー)」、JALのイメージソング「I Will Be There with You(アイ・ウィル・ビー・ゼア・ウィズ・ユー)」など9曲を披露。観客からはアンコールを求める拍手が起こった。
菊地さんが「同じ曲でもいいですか?」と笑顔で問いかけ、レット・イット・ゴーをもう一度演奏。アンコールに応えた。
レット・イット・ゴーは、今年のメンバーが曲を聴きながらミュージックベル用にアレンジした、ベルスターの新レパートリー。菊地さんは「最後の『少しも寒くないわ』の部分は、メンバーによって覚えている歌い方が違っていて苦労しました」と打ち明ける。最終的には、松たか子さんが劇中で歌ったバージョンに揃えたという。
今日の演奏について菊地さんは「公演を重ねるごとに上達していき、最高の出来でした」と満足げだった。
23日は、午後2時から国際線ターミナルで今日2回目のコンサートを開く。24日と25日は羽田国内線第1ターミナル2階フェスティバルコートとホテル日航東京で、息の合ったミュージックベルを披露する。両日とも第1ターミナルでは午前10時半と午後0時半から、ホテル日航東京は午後4時半と午後6時半から。
菊地さんは「昨年は小さい子供たちが喜んでくれました。今回も子供たちとふれあいたいです」と話し、残りのコンサートも楽しみにしているという。
演奏プログラム
もろびとこぞりて
We wish you a merry christmas
きよしこの夜
サンタが街にやってくる
赤鼻のトナカイ
Let It Go
I Will Be There with You
あわてん坊のサンタクロース
ジングルベル
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日本航空
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