日本航空(JAL/JL、9201)は現地時間12月20日午後(日本時間21日午前)、ホノルル線開設60周年を記念し、地元住民らを招いてハワイ島などを巡る遊覧飛行を実施した。
JALは1954年2月2日、羽田-サンフランシスコ線をウェーキとホノルル経由で開設。初便のJL604便の機材はダグラスDC-6B型機(City of Tokyo号、登録番号JA6201)で、同日午後9時30分に羽田を出発した。
60周年の今年、JALでは恒例のホノルルマラソンのほか、地元映画祭への協賛などを1年を通じて実施。60周年イベントの締めくくりとして遊覧飛行を行った。
同社の村山貞司ホノルル支店長は、「手作りで地元の方へ恩返しできるものを支店のスタッフで考え、遊覧フライトが決まった」と話す。
遊覧飛行には、地元のシニアセンターのお年寄りや日系団体などから155人が参加。ホノルルを出発し、ラナイ島とマウイ島、ハワイ島を1時間45分ほどかけて遊覧し、ホノルルへ戻った。
使用機材のボーイング767-300ER型機(登録番号JA609J)は、関西空港からフェアバンクスへのチャーター便で使用した機体をホノルルまでフェリー(回送)。遊覧飛行後は、福島へのチャーター便として22日にホノルルを飛び立った。7人の客室乗務員のうち、2人は就航当時などの制服を着用して乗務した。
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日本航空
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