スカイネットアジア航空(ソラシド エア、SNJ/6J)は12月19日、那覇-中部(セントレア)線と那覇-石垣線を開設すると発表した。2015年3月29日から運航する。便数やスケジュールは1月下旬に発表する見通し。SNJが中部と石垣に就航するのは初めて。
運航機材はボーイング737-800型機で174席。SNJは現在、11機の737-800を保有。3月には12機目を受領する。稼働機は10機で、12機体制になることで機材繰りに余裕が生まれることから、路線新設を決定した。
SNJの髙橋洋社長は10月、12機目受領によるアジアへのチャーター便計画を発表。就航地について「いろいろな可能性を試しながら定期便化を進めていきたい。柔軟に考えたい」と、まずはチャーター便でノウハウの蓄積を図りたい考えを示していた。今回の那覇発着2路線開設とは別に、チャーター便を検討していくという。
SNJは羽田から宮崎線を1日7往復、熊本線と鹿児島線を各5往復ずつ、長崎線と大分線を各4往復ずつ、那覇から神戸線を3往復、鹿児島線を2往復、宮崎線を1往復運航。1日計31往復運航している。那覇から2路線を新設することで、沖縄方面に注力する。現時点では、那覇空港の拠点(ハブ)化は明確にしていない。
那覇-中部線で競合となるのは全日本空輸(ANA/NH)と日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)、スカイマーク(SKY/BC、9204)の3社。1日あたりの便数はANAが3往復、JTAが4往復、SKYが2往復となっている。
那覇-石垣線ではANAとJTA、SKYのほか琉球エアーコミューター(RAC)とも競合。1日あたりの便数はANAが最大8往復、JTAが8往復、RACが1往復、SKYが3往復。
関連リンク
ソラシド エア
・ソラシド、フォトコン作品で15年カレンダー 12月発売(14年11月26日)
・ソラシド髙橋社長「チャーターで可能性試したい」 アジア-九州、15年4月以降(14年10月31日)
・ソラシド、「ソラ女子」で女性向けサービス向上 企画会議は社長抜き(14年10月30日)
・ソラシド、全路線737-800で運航 737-400は退役(14年9月29日)
・「だまされたと思って乗ってみて」ソラシド、ユニットコスト7円台目指す(13年4月18日)