ボーイングは現地時間12月10日、エア・カナダ(ACA/AC)とランディングギアの検査や交換を実施するプログラム導入で合意したと発表した。ACAの777型機に導入する。
「ランディング・ギア・オーバーホール・アンド・エクスチェンジ・プログラム(Landing Gear Overhaul and Exchange program)」はランディングギアに不具合が生じた場合、24時間以内に修理・交換できるようにするもので、航空会社は代替パーツを所有する必要がなく、コスト削減につながる。
今回適用するのは、ACAが導入する17機の777-300ERと、6機の777-200LR。契約条件は明らかにしていない。ACAはこれらの機体に導入する同プログラムのローンチカスタマーとなる。
現在、80の顧客が同プログラムを導入。適用機材はMD-11や717、737NG(次世代型737)、BBJ(ビジネスジェット)、747-400ER、757-300、767-300ER、777-200ER。
同プログラムは機体サービスとサポートの統合プログラム「ボーイングエッジ(Boeing Edge)」の一部。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
エア・カナダ
・ボーイング、エア・カナダから777-300ERを2機追加受注(14年11月7日)
・ボーイング、エア・カナダとメンテナンス契約合意(14年4月11日)
・ボーイング、ANAの777向けメンテナンスプログラム 無駄を削減(14年11月4日)
・中国東方航空グループ、737向けモニタリングシステム導入(14年8月5日)
・サウスウエスト航空、737向けモニタリングシステム導入(14年6月18日)