LCC(低コスト航空会社)の香港エクスプレス航空(HKE/UO)は12月8日、成田-香港線を開設した。初便の香港発成田行きUO628便は、定刻より11分早い午後6時44分に成田空港第2ターミナルの85番スポットへ到着した。
成田-香港線は、1日1往復のデイリーで運航。2015年2月には、週12往復に増便する。香港を午後1時45分に出発する成田行きUO628便は、午後6時55分に到着。折り返しのUO629便は午後7時50分に出発し、香港には翌日午前0時10分に到着する。
HKEは2013年11月7日、最初の日本路線となる羽田-香港線を開設。今年11月16日からは、1日2往復に増便した。羽田と成田便合わせて東京-香港間を1日3往復に増強、日本でのシェア拡大を図る。同社が羽田空港に駐機できるのは、深夜早朝時間帯の午後10時30分から翌日午前6時30分までに限られているため、成田便は羽田から運航できない時間帯を埋める役割がある。
成田便の就航により、HKEの日本路線は東京(羽田・成田)便が1日3往復、大阪(関西空港)便が1日2往復、福岡便と名古屋(中部)便が1日1往復ずつとなり、週49往復となった。
同社の機材はエアバスA320型機。年内に10機体制とし、2018年までに25機体制の構築を目指す。
成田と香港を結ぶLCCは、ANAホールディングス(9202)傘下のバニラエア(VNL/JW)が最初で、11月2日から週3往復で開設。2015年2月には1日2往復に増便する。また、成田を拠点とするジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は、関西-香港線を同社初の国際線として、2015年2月28日から週3往復で就航する。国内初のLCCで、関西空港を拠点とするピーチ・アビエーション(APJ/MM)は、2012年7月1日から関西-香港線を運航している。
運航スケジュール
成田-香港線
UO628 香港(13:45)→成田(18:55)運航日:毎日
UO629 成田(19:50)→香港(翌日00:10)運航日:毎日
*2015年1月23日以降の金曜日は香港発と成田着が15分遅くなる
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香港エクスプレス航空
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