カンタス航空(QFA/QF)は現地時間11月28日、2015年8月から羽田空港へ就航すると発表した。羽田と豪州を結ぶ直行便は、同社が初めて。
羽田路線は毎日運航するが、豪州側の就航都市や機材は未定。既存の成田-シドニー線は維持するものの、運航スケジュールの変更を検討している。
日本と豪州を結ぶ路線は、QFA系のLCC(低コスト航空会社)であるジェットスター航空(JST/JQ)が、成田-ケアンズ線、ゴールドコースト線、メルボルン線と関西-ケアンズ線を運航。日系の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)が成田-シドニー線を運航している。JALではかつて、ブリスベンとケアンズ、パース、アデレード、メルボルンにも就航していた。
日本の財界からは、JALやQFAなどフルサービス航空会社(FSC)による豪州路線の拡充を求める声が挙がっており、QFAの羽田路線は、かつてJALが就航していたメルボルンなどが候補になるとみられる。
関連リンク
カンタス航空
カンタス関連
・ジェットスター・ジャパン、15年春国際線参入 JALとカンタスは追加出資(14年11月28日)
・カンタス航空、エコノミー機内食刷新 成田線は15年3月から(14年11月14日)
・カンタス航空、新ビジネスは離着陸時リクライニング可(14年10月22日)
羽田・成田関連
・ルフトハンザCEO、A380東京五輪向け検討 羽田と成田共存「合理的判断」(14年10月28日)
・エールフランス航空、成田縛り「制約ではない」 JALとの関係強化検討(14年10月10日)
・羽田一本化は「必要ない」ブリティッシュ・エア、ブルナー支社長インタビュー(14年10月8日)
・「本音は羽田一本化」一人勝ち羽田は成田と住み分けられるのか(14年10月6日)