関西空港、海外出張時の法人向け会員制度　駐車場やラウンジ優待

　新関西国際空港会社は11月13日、法人向けに海外出張をサポートする会員制度を開始すると発表した。2015年4月1日からスタートするもので、日本の空港管理会社が法人向けに会費会員制のサービスを提供するのは初めて。

法人向け会員制度「Global Business Club」のカードイメージ（同社資料から）

　「KIX-ITM Global Business Club（グローバル・ビジネス・クラブ）」は、会員カードの提示やポイントの蓄積により優待を受けられるサービス。関西空港の駐車場割引やラウンジの無料利用、国際線の保安検査場の優先利用、帰国後のタクシーサービスなどのプログラムを用意する。伊丹空港では飲食や物販、駐車料金の割引などを実施する。

　ポイントは関西出発の直行便の搭乗で加算される仕組みで、距離により加算ポイントが異なる。中国や韓国など短距離便は1ポイント、タイやインドネシア、ベトナムなど中距離便は2ポイント。北米や欧州、中東など長距離便は20ポイントとなる。帰国時には加算しない。

　ポイントの有効期限は取得日から3年後の月末まで。たとえば2015年11月14日に取得した場合、2018年11月30日まで有効となる。

　年会費は発行するカード枚数により異なる。10枚発行するライトコースは5万円、100枚発行のスタンダードコースは10万円、200枚発行のスペシャルコースは20万円で、それぞれ税別。

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