エアバスは現地時間11月12日、A350-900型機がFAA(米国連邦航空局)から型式証明を取得したと発表した。
A350-900は機体構造やシステムなどの試験により、実際に運航可能であることが実証され、型式証明を取得した。5機の試験機による飛行試験では合計2600時間飛行し、各種試験を計画通り終えた。すでにEASA(欧州航空安全局)による型式証明は、9月30日に取得済み。
A350 XWBファミリーは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様でA350-800が276席、A350-900が315席、A350-1000が369席。エンジンはいずれも英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載する。A350 XWBは10月末時点で39社から750機を受注している。
ローンチカスタマーであるカタール航空(QTR/QR)のA350-900は、10月2日にロールアウト。引き渡しは年内を予定している。日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。
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