エア・セルビア(JAT/JU)は現地時間12月12日から、ベオグラード-ザグレブ線を復活させる。1日2往復のダブルデイリー運航で、1991年8月以来23年4カ月ぶりの再開となる。
JU230便はベオグラードを午前7時35分に出発、ザグレブに午前8時50分に到着する。JU231便は午前10時5分にザグレブを出発、ベオグラード着は午前11時15分。このほか、ベオグラード発午後6時20分のJU234便、ザグレブ発午後8時40分のJU235便を設定した。
同路線の直行便はこれまで運航しておらず、航空機利用の場合、利用客はサラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)などで乗り継いでいた。両都市間は列車利用で約7時間、バス利用で約9時間かかる。
同路線は1928年2月、JAT航空の前身、Aeroput(当時)が運航を開始。1947年4月から1991年8月まではJAT航空が運航、運航当時はユーゴスラビア連邦解体前で、「国内線」として運航していた。JAT航空は2013年10月、エア・セルビアに社名を変更している。
ベオグラードは当時のユーゴスラビアの首都で、連邦解体後もセルビアの首都になっている。ザグレブはクロアチアの首都。クロアチアは1991年6月に連邦からの独立を宣言、連邦と戦争になったが、1995年に終結した。
運航スケジュール
JU230 ベオグラード(07:35)→ザグレブ(08:50)
JU231 ザグレブ(10:05)→ベオグラード(11:15)
JU234 ベオグラード(18:20)→ザグレブ(19:35)
JU235 ザグレブ(20:40)→ベオグラード(21:50)
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