オンライン旅行サイト「エクスペディア」の日本法人エクスペディアジャパンはこのほど、各国の有給休暇取得日数の調査結果を発表した。日本は18日の支給に対し消化は7日間。取得率が38.9%で、調査対象の13カ国中ワーストとなった(表1)。
13カ国で最も多くの有給休暇を消化しているのはブラジルとフランスで、それぞれ30日の支給に対し、30日を消化。有給休暇取得率は100%となっている。3位には30日支給、26日消化、取得率86.7%のスペインがランクイン。オランダは25日の支給に対し、21日の消化。取得率は84.0%で、欧州の国々の高取得率が目立つ結果となった。
アジアでは24日支給、18日消化、取得率75.0%のインドの5位が最高位。シンガポールも15日支給、14日消化、取得率93.3%と健闘した。
今回の年末年始、一般的には12月27日から2015年1月4日までが休暇となる場合が多いだろう。土曜と日曜をはさむ関係で9連休となる(表2)。
エクスペディア調べによると、たとえば東京からホノルルへ、4泊5日ダイナミックツアーの場合、カレンダーどおりの休暇取得で12月27日から31日までの日程で25万8082円。有給休暇を1日追加し、2015年1月1日から5日までの日程で14万8686円となり、10万9396円の差が発生する。エクスペディアは「後ろにずらすのが得になる予約方法」としている(表3)。
日本観光振興協会の調査によると、1週間以上の休暇を取得した場合、海外旅行に出かけたいと思っている人の割合が6割以上だという。前後に有給休暇を取得して、ほかの人とは違う日程で、もしくは長期の旅行などに出かけてみてはいかがだろうか。
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