エアライン — 2014年10月25日 13:06 JST

エールフランス航空、新丸ビルで新ビジネスクラス体験会

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 エールフランス航空(AFR/AF)は10月25日から29日まで(28日除く)、東京・丸の内の新丸ビル1階のカフェ「STAND T」で、羽田-パリ線に28日の羽田発AF293便から導入する新ビジネスクラスシートを展示している。

コクーンを意識した曲線デザインを取り入れたエールフランス航空の新ビジネスクラスシート=10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

フルフラットベッドになる新シート=10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新ビジネスクラスを導入する機材は、羽田-パリ線のボーイング777-200ER型機。フルフラットやフルアクセスなど「3つのF」をコンセプトに、40席導入する。

 180度のフルフラット(Full Flat)にリクライニングできるシートを導入。全長196センチ、幅72センチで、羽毛布団や羽毛枕も用意した。シートは1-2-1配列で、すべて通路に面したフルアクセス(Full Access)としている。コクーン(繭、まゆ)を意識した曲線のデザインを取り入れ、乗客を包み込むようなプライベート空間を演出し、フルプライバシー(Full Privacy)を提供する。一方で、中央2席は可動式の仕切りを採用し、仕切りを下ろせば隣同士で歓談できる構造を取り入れた。

 また、従来と比べて25%広くなったテーブルや電源コンセント、充電に使えるUSB端子を設置。内面の赤がアクセントになった小物入れは、リクライニングしても手が届くように設計し、ノイズキャンセリングヘッドフォンを収納した。個人用モニターは16インチのタッチスクリーンタイプを採用している。

 機内食はミシュランで三ツ星を獲得したレストラン「レジス・エ・ジャック・マルコン」のレジス・マルコン氏が考案したメニューを提供。パリ発路線で4種類のメイン料理のうち1つがマルコン氏のもので、2015年1月末まで提供する。

 777-200ERの座席数はビジネス40席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー216席の計280席。毎日運航するAF293/274便に導入する。週4便運航のAF279/272便にも、順次導入していく

 AFRのジャン・ユード ドゥ ラ ブルテッシュ日本支社コマーシャルディレクターは「新シートを導入するのは、パリ-ニューヨーク線、シンガポール線に続いて3路線目。われわれは日本市場を大変重要視している」と、羽田路線への新シート導入の意図を語った。

 AFRは羽田-パリ線のほか、成田-パリ線と関西-パリ線を1日1往復ずつ、合計1日最大4往復8便を運航している。

 新丸ビルでの展示会は、25日が正午から午後6時まで、26日が午前11時から午後6時まで、27日が午前11時から午後9時まで、29日が午後2時から午後5時30分まで。

プライバシーに配慮した新シート=10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

内面の赤がアクセントになった小物入れ=10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

小物入れに収納されたノイズキャンセリングヘッドフォン=10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新シートを指し示すエールフランス航空の制服を着たモデル=10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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