新関西国際空港会社は10月24日、エアバスA380型機の2階(アッパーデッキ)に直結できる搭乗橋(PBB)の供用を開始した。
関空の第1ターミナルには現在、北ウイングと南ウイングに1カ所ずつ、計2つのA380用スポット(駐機場)がある。2階用PBBの整備は2013年12月から開始し、2カ所のうち北ウイング11番ゲートのPBBが完成した。もう一つの南ウイング31番ゲートは、12月末までに整備を終える見通し。
これまでA380が発着する際は、1階(メインデッキ)用のPBBから乗客全員が乗り降りしていた。1階と2階でPBBを分けることにより、乗降時間の短縮を図る。PBBは三菱重工交通機器エンジニアリング製で、整備費用は約6億円。
関空へのA380による定期便は現在、タイ国際航空(THA/TG)が1日1往復運航中。2階用PBBを最初に使用した出発便は同社のバンコク行きTG623便で、午後0時3分に出発した。
*写真は計20枚。
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