米ハネウェルの日本法人ハネウェルジャパンはこのほど、岩手・大船渡市の「ハネウェル居場所ハウス」にかまどを設置、かまど交流イベントを開催した。
10月4日に実施したイベントには約30人が参加。かまどへの火の入れ方や火力調節法などを学習した。その後、栗ごはん作りに挑戦、地元の人々が用意した大船渡名産のサンマなどとともに振る舞われた。かまど炊きならではの「おこげ」も好評で、参加者は秋の味覚を楽しんだ。
かまどは災害で電気を使用できない状況に備えて設置。地元有志が寄贈した旧式のものを再利用した。地元のハウス利用者が設置し、設置費用はハネウェルジャパンが支援した。
ハネウェル居場所ハウスは2013年6月13日に開所。東日本大震災の復興支援の一環として設置した高齢者などの多世代交流ハウスで、ハネウェル・ヒューマニタリアン救済基金が建設費用を提供。ハネウェルの社会貢献活動部門「ハネウェル・ホームタウン・ソリューションズ」が運営するもので、全世界のハネウェル従業員が寄付した。
太平洋沿岸に位置する大船渡市は、東日本大震災で11.8メートルの津波に襲われた。9月30日現在、死者340人、79人が行方不明となっている。建物は全壊2789世帯を含む5566世帯が損壊した。物的被害は判明分で約1077億円。
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ハネウェル居場所ハウス
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