ボーイング, 企業, 機体 — 2014年10月22日 17:55 JST

三菱重工、ハノイ新工場完成 777乗降扉生産へ

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 三菱重工業(7011)は10月22日、ベトナムで民間機を生産する100%出資のグループ企業、MHI Aerospace Vietnam(MHIVA)のハノイ新工場が完成、ボーイング777型機向けの乗降扉の生産を開始したと発表した。同時に、従来のMHIVA本社工場で生産している737向けのインボード・フラップは1000機目の出荷を達成した。

完成したMHIVAのハノイ新工場(三菱重工業提供)

 新工場はハノイ郊外のMHIVA本社工場を増築して建設。建屋面積は6500平方メートルで、2013年7月に着工した。

 777向け乗降扉の生産は、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所(名工)から移管するもので、当初は骨組みにパネルを取り付ける構造組立作業のみを担当。今年中には、構造組立後のパーツに配線や配管を装着してユニットに仕上げる艤装(ぎそう)組立に移行する。

 MHIVAは2007年設立で、従業員数は約300人。2009年からは737向けの航空機の揚力を増大させるための装置、インボード・フラップの生産を開始。当初は一部の組立作業を担当していたが順次拡大、現在ではすべての組み立て工程を担っている。

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