エアバス, エアライン, 機体 — 2014年10月13日 09:10 JST

スイス国際航空、A320などで座席追加 欧州路線機内食刷新

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 スイス インターナショナル エアラインズ(SWR/LX)は11月から、機材の変更や機内食のリニューアルなどを実施する。2015年3月からは、チューリッヒからの22路線を新規就航する。

機材の変更などを実施するスイス国際航空=10年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運航中のエアバスA320型機やA321型機をリニューアルする。足元を広くした上でA320(136から168席)を12席、A321(176から200席)を19席追加する。運航は11月末から。SWRはA320を23機、A321を8機保有している。

 短中距離路線に導入しているアブロRJ100型機20機を、2015年からボンバルディアCS100型機30機を導入、順次入れ替える。2016年にはA321従来型(A321ceo)を受領する。2019年から2022年にはA320neoを10機、A321neoを5機導入、10機のA320ceoと5機のA321ceoとそれぞれ入れ替える。

 長距離路線では2016年以降、ボーイング777-300ER型機を6機導入する。機材には合計で50億スイスフラン(約5619億6000万円)を投資する。

 11月からのA320とA321のリニューアルと合わせ、欧州内路線エコノミークラスでの機内食も刷新する。食品はスイス国内産を使用、キッシュや焼きたてパンを用意する。長距離路線ではサラダや温かいデザートなどを提供する。

 2015年夏ダイヤからは、チューリッヒ発の22路線を新規就航する。新路線のうち、イタリアのナポリとバーリ、スペインのビルバオ、ポルトガルのポルト、フランスのトゥールーズ、ドイツのライプチヒとドレスデン、オーストリアのグラーツ、スウェーデンのヨーテボリ、フィンランドのヘルシンキ、ラトビアのリガ、ポーランドのクラクフ、スロベニアのリュブリャナ、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ、ブルガリアのソフィア、クロアチアのザグレブの各路線は通年で、イタリアのパレルモとブリンディジ、マルタ、ギリシアのテッサロニキ、トルコのイズミール、スペインのサンチアゴ・デ・コンポステーラは夏ダイヤのみの運航となる。

 SWRは成田-チューリッヒ線を1日1往復のデイリーで運航。運航機材はエアバスA330-200型機で、ビジネス22席、エコノミー253席の計275席。

関連リンク
スイス インターナショナル エアラインズ

エアバス、スイス国際航空からA320neoを最大25機受注(14年9月19日)
スイス国際航空、アールガウ伝統の機内食 上級クラスで(14年9月16日)
スイス国際航空のビジネスクラス、ワールド・トラベル・アワーズ受賞(14年8月12日)
スイス国際航空、ジュネーブ人気店の機内食 上級クラスで(14年6月15日)
スイス国際航空、アレルギー対策本格化 食品や日用品など、5月から(14年4月24日)