オンライン旅行サイト「エクスペディア」の日本法人エクスペディアジャパンはこのほど、シニア世代(60代、70代)男女を対象に実施した旅行に関する意識調査の結果を発表した。
一緒に旅行したい人は、男女ともに「パートナーと夫婦で」行きたいとする回答が最も多いものの、2番目は男性が家族いっしょを求めているのに対し、女性は友人・知人と行きたいと考えている人が多かった。「家族水入らず」を求める男性に対し、さまざまな人と旅行を楽しみたいとする女性が多く、旅行の楽しみ方に差異が見られる結果となった(表1)。
調査はシニア世代の男女計400人を対象に、インターネットで実施した。
女性の多くは夫の次に友人・知人との旅行を望んでいるものの、「夫と一緒の旅行は気楽で良い」と考える人が6割以上。「刺激を求めてはみるものの、夫が一番心地いいと思っている」(エクスペディア)結果となった(表2)。
1回あたりの旅行にかける費用の全員分の合計は、「特に決めていない」とする回答が最多で、10万円以内とする回答を僅差で上回った。30万円以内とする回答が合計で半数を上回った一方、50万円以内とする回答が13%で3番目に多かった(表3)。
理想とする旅行日数は2泊3日が半数近くを占めた。旅行目的は「温泉などでゆっくり」「食を楽しむ」に票が集まる一方、「新名所や世界遺産巡り」「美術館や歴史遺跡巡り」などにも多く集まり、アクティブなシニア像が浮かび上がる結果となった(表4)。
多くは子育てが一段落したシニア世代。子どもがいくつくらいまで家族で旅行していたかについては、大学を卒業するころまでには、6割以上が家族旅行も“卒業”することが明らかになった一方で、独り立ちしてからも一緒に行くと回答したシニアが35%を超えた(表5)。
独り立ちした子どもと旅行したいシニアは、「ぜひ行きたい」「誘われれば行きたい」と回答した人は合計で89%(表6)。子どもから旅行のプレゼントを望むシニアは37%だった(表7)。
10月や11月の3連休、年末年始は配偶者や子どもたちを誘って、旅行に出かけてみてはいかがだろうか。
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