エアライン, 企業 — 2014年9月30日 13:25 JST

ANAカード、電子マネー「iD」対応 10月から

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 全日本空輸(ANA/NH)と三井住友カードは10月1日から、両社が発行する「VISA(ビザ)」「MasterCard(マスターカード)」ブランドのANAカードに、後払い式の電子マネー「iD(アイディ)」を搭載する。ANAカードには楽天(4755)の先払い式電子マネー「楽天Edy(エディ)」も対応しており、1枚のカードが先払い式と後払い式の電子マネーに対応するのは、航空系カードとしては初めて。

10月からiDに対応するANAカード(同社資料から)

 iDはNTTドコモ(9437)が提供する電子マネーで、同社の携帯電話端末や対応のクレジットカードを店舗や自動販売機などの読み取り機にかざして使用する。後払い式で、クレジットカードなどで決済する。7月末時点での導入台数は53万台、利用者数は2064万人。

 iDの利用金額に応じ、三井住友カードのポイントサービス「ワールドプレゼント」にポイントを付与。ANAマイレージクラブ(AMC)のマイルへの交換もできる。搭載するカードは、ANA VISA/マスターの一般カードなど計14種類。

 これまでANAカード会員がiDをする場合、携帯電話端末や対応のクレジットカードなどをそれぞれ用意する必要があった。今回、1枚のカードに搭載することにより使用できる場面が拡大、後払い式なので残高不足を気にせずに使用できるようになった。

 ANAは10月1日から国内線機内販売で、東日本旅客鉄道(JR東日本、9020)の電子マネー「スイカ(Suica)」など、全国の交通系電子マネー9種類の使用を開始する。

関連リンク
全日本空輸
三井住友カード
iD(NTTドコモ)

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