エアバスは現地時間9月24日、A320neoファミリーの燃費を向上させる改良を実施していると発表した。A320従来型(A320ceo)と比較し、2020年までに1座席あたり20%向上させる。
薄型の座席や、機体後部のラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)の新配置「スペース・フレックス」などを導入。機内をより効率化、最適化させ、20%達成を目指す。
A320neoファミリーは、新型エンジンと大型のウイングチップ「シャークレット」を取り付けたことで、燃費を最大15%、CO2(二酸化炭素)排出量を1機当たり年間3600トン削減できる。2010年にローンチし、これまでに60社から3257機の受注を獲得しており、約60%の市場シェアを持つ。
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