羽田空港国際線ターミナルに9月12日、モスフードサービス(8153)のカフェタイプ店舗「モスカフェ」と、吉野家ホールディングス(9861)が運営する牛丼店「吉野家」がオープンした。いずれも24時間営業。
モスカフェは通常のハンバーガーのほか、タコライスやカレーなど、いわゆる「カフェごはん」やデザート、ビールなども提供する。これまでに首都圏や関西圏に9店舗出店しており、初の空港展開となる今回は10店舗目。ハンバーガー専門店「モスバーガー」は伊丹空港と新千歳空港に出店しており、国際線ターミナルへは初出店となった。
店内には木を多用し、38席を配置。食事での利用だけでなく、コーヒーやデザートなどのカフェ利用も想定している。メニューは、モスバーガー(340円)やロコモコ風のハンバーグごはん(710円)などを提供する。
吉野家の空港展開は、福岡空港に次ぐもの。店内は24席を配し、持ち帰り専用カウンターも用意した。牛丼の並盛りが390円で、カレーや朝定食など市中の店舗とほぼ同じメニューを揃える。
ターミナル内のレストランは割高なため、手ごろなメニューを揃える両店舗では、観光客やビジネスマン、空港で働く人の利用を見込む。
営業初日の12日昼は、出発前に食事する旅行者や、牛丼弁当を買い求める空港係員の姿が見られた。
場所は8月28日に開業した、国際線ターミナル4階の拡張エリア内。総ひのき造りのスロープ「はねだ日本橋」のそばで、モスカフェと吉野家のほか、同ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)が手掛ける「和 CAFETERIA DINING24 羽田食堂」がオープンした。
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モスバーガー
吉野家
東京国際空港ターミナル
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