空港で機体に荷物を積み込んだり、貨物コンテナを運ぶ車両が8月24日、成田空港に隣接する航空科学博物館に集結し、夏休みを過ごす多くの家族連れが見学に訪れた。
車両は日本航空(JAL/JL、9201)と同グループで空港のグランドハンドリング(地上支援業務)を担当するJALグランドサービス(JGS)、機内食を調理・搭載するジャルロイヤルケータリング(JRC)が用意。会場では、普段は間近で見られない各車両に乗ることができ、高い所で作業するクリーニング・マスト(高所作業車)やスノーバー(除雪車)に乗った子供たちは、地上で写真やビデオを撮る親に向かって手を振っていた。
展示された車両は6車種。貨物コンテナを積んだドーリー(台車)を牽引するトーイングトラクター(タグ車)や、機体に手荷物を積み込むベルトコンベアを装備するベルトローダー(手荷物搭載車)、機体で使用する飲み水などを補給するウォータートラック(給水車)、機体に機内食を積み込むフードローダー(機内食搭載車)、尾翼や胴体上部を点検・整備する際に使用するクリーニング・マスト、機体に付着した雪や氷を液体で取り除くスノーバーが集まり、同館を一周するパレードも行われた。
館内では、ボーイング747型機の胴体を掃除したり、空港の駐機場で到着機を誘導するマーシャリングの体験イベントも開かれた。
JALによると、同館でのグランドハンドリングの体験イベントは今年で3年目、車両展示は2年目だが、これまでは別々に実施していた。今回は夏休みイベントとして初めて同時開催となった。今後も同館とこうしたイベントを開いていきたいという。
*写真は計8枚。
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