スカイマーク(SKY/BC、9204)の機内販売で、賞味期限を過ぎた商品が誤って販売された可能性があることがわかった。
発覚したのは、7月29日に運航した那覇発羽田行きBC510便の機内。6月8日の賞味期限を過ぎたカレー味のカップラーメン8個が見つかった。その後、全機材を点検したところ、賞味期限切れのカップラーメンとコンソメスープが最大26個販売された可能性があることがわかった。
同社では原因について、機内搭載時の確認方法の統一や、販売時に賞味期限の確認を忘れたことを挙げている。
改善策として賞味期間の確認方法を統一し、毎週決まった曜日にすべての在庫商品の賞味期限を所定のフォームに入力するという。機内でも販売前の確認方法を定め、マニュアルに追記した。
SKYでは、機内販売品の在庫管理と販売体制の責任者を厳重注意した。同社では「安全運航同様に重く受け止め、再発防止と信頼回復に努めます。ご迷惑、ご心配をお掛けしたことを重ねて深くお詫び申し上げます」とコメントしている。
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