ボーイングは現地時間8月4日、中国東方航空(CES/MU)と子会社の中国聯合航空(CUA/KN)が737NG(次世代型737)向けのモニタリングシステムを導入したと発表した。
「ボーイング・エアプレーン・ヘルス・マネージメント(AHM)」で、メンテナンスやエンジニアリング業務の運用効率を向上するもの。飛行中の運航データを収集し、航空機の状態を把握し、運航日程の変更やメンテナンスに起因する遅延を最小限に抑えることができる。
CESグループが所有する157機の737に適用し、のちに250機へ拡大する。CESが発注中の777-300ER型機20機についても適用する。
AHMは機体サービスとサポートの統合プログラム「ボーイングエッジ(Boeing Edge)」の一部。統合プログラムには、パーツや訓練、エンジニアリング、メンテナンス、航空会社やリース会社の効率性と収益性を向上させるソフトウェアなどを含む。現在、70社以上がAHMを導入している。
CESは中国国内で737の運航機数が最大の航空会社。6月には737NGと737 MAXを合計で80機発注し、中国の航空会社の単通路機発注量としては最大となっている。
関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
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