エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2014年7月31日 12:49 JST

ANA、787-9を8月7日から羽田-福岡線投入 松山、伊丹も

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 全日本空輸(ANA/NH)は7月31日、ボーイング787-9型機を8月7日から羽田-福岡線、伊丹線、松山線に投入すると発表した。787-9の定期便就航は世界初。

ANAの787-9初号機=7月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの787-9初号機(登録番号JA830A)は29日夜、羽田空港に到着。8月4日には世界初の787-9による旅客飛行として、小学生を招待。羽田発着で富士山上空の遊覧飛行を実施する。

 定期便初便は羽田発福岡行きNH241便。羽田を午前7時25分に出発する。羽田と福岡を1往復した後は、羽田と伊丹、羽田と松山を1往復ずつ運航。1日あたり6便に投入する。

 福岡や伊丹、松山の3空港は、すでに787-8が就航していることと、需給バランスで選ばれた。今後も主要幹線を中心に投入していく。

 787-9の国内線仕様はプレミアムクラス18席、普通席377席の計395席。従来の787-8の国内線仕様機と比べ、60席(プレミアム6席、普通席54席)多く設定した。2号機は今秋に受領予定で、2015年3月末までに国際線仕様機(215席:ビジネス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー146席)を1機受領する。

 ANAの787-9はエンジンに英ロールス・ロイス製トレント1000を採用。胴体が前方と後方でそれぞれ3.05メートル、計6.1メートル長くなり、航続距離を300海里(555キロメール)延長しながらも、燃費は国内線で現在主力の767-300ERよりも23%向上するとしている。

 座席数と貨物搭載量が787-8と比べて約1.2倍に増えることで、運航コスト低減が見込まれ、ANAの中核機材となる。

 ANAでは787-8を36機発注し、28機を受領済み。787-9は44機発注済みで、787全体では80機を発注。787の発注機数としては世界最大となっている。

運航スケジュール
NH241 羽田(07:25)→福岡(09:15)
NH248 福岡(10:05)→羽田(11:50)
NH25 羽田(13:00)→伊丹(14:05)
NH30 伊丹(15:00)→羽田(16:15)
NH595 羽田(17:15)→松山(18:40)
NH598 松山(19:30)→羽田(21:00)

関連リンク
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