羽田空港国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は、第2旅客ターミナル内の「ディスカバリーミュージアム」で、企画展「平家物語と太平記の世界」を開催している。10月26日までを前期、10月28日から12月14日までを後期として開催し、前期と後期で一部作品を入れ替える。
『平家物語』や『太平記』などを舞台にした絵画で、江戸時代から明治時代にかけて描かれたものを展示。東京・文京区の永青文庫(えいせいぶんこ)所蔵の「絵入り平家物語」や「絵入り太平記」を中心に、源氏と平家の争いを描いた「一ノ谷合戦図屏風」や「屋島合戦図屏風」など、12世紀から14世紀を舞台にしたものを紹介する。
入場無料で、平日は午前11時から、土日祝日は午前10時から開館。どちらも午後6時を最終入場とし、閉館は午後6時30分。期間中の毎週水曜日には、午後2時と午後4時にギャラリートークを実施する。
ディスカバリーミュージアムは、日本初の空港内美術館として2010年10月に開設。鎌倉時代から続き、700年の歴史を持つ細川家の至宝を管理する永青文庫の展示品を常設している。
関連リンク
ディスカバリーミュージアム
・羽田空港で江戸時代の絵画鑑賞はいかが?(14年5月29日)