ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は、パイロット不足により7月19日から運休している那覇-石垣線を8月31日で廃止する。同社が路線を廃止するのは初めて。関西-石垣線は存続する。
APJは6月30日に国土交通省航空局(JCAB)へ同路線の廃止届けを提出。搭乗率は6割から7割程度と、8割を超える全体平均より低いものの、短距離路線のため運航コストが抑えられることから、不採算には至らなかったもよう。
一方で、パイロット不足や機材繰りが複雑になっていることが、廃止を決断した背景にあったとみられる。
地元利用者からは、複便化などダイヤ改善を望む声が聞かれた。那覇行きMM252便は石垣を午前10時35分に出発し、那覇には午前11時40分着。石垣行きMM255便は那覇を午後1時55分に出発して、石垣には午後3時に到着するダイヤだった。
那覇-石垣線は2013年9月13日開設で、就航当時の片道運賃は3290円から1万4790円。
関連リンク
ピーチ・アビエーション
・ピーチ、那覇-福岡線就航 第2拠点化で東南アジア需要獲得へ(14年7月20日)
・ピーチ、関西-釜山と那覇-石垣の2路線就航(13年9月13日)
・ピーチ、石垣へ就航 LCCでは初(13年6月14日)