数字で見る787-9初号機　ニュージーランド航空、10月就航

　現地時間7月9日に、ニュージーランド航空（ANZ/NZ）に引き渡されたボーイング787-9型機の初号機は、現地時間10日午前7時にシアトル近郊を出発し、翌日の夕方、ニュージーランドのオークランドに到着する。ANZの787-9とはどういう機体なのか。数字から読み取ってみよう。

ニュージーランド航空の787-9初号機＝14年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　特別塗装と位置づける、黒を基調にニュージーランドを代表するシダの葉をあしらったデザインを採用した機体は1機のみ。通常塗装は白と黒が逆で、白をベースにシダの葉をデザイン。

　就航路線数は3路線。10月15日にオークランド－パース線に、11月には成田－オークランド線と上海－オークランド線に導入する。

　・2017年までにANZが受領する機体は10機。

　・12人の作業員が5日をかけて特別塗装を施した。使用した塗料は約350リットル。

　・同等サイズの機種と比較し、燃費は20％向上。

　・ビジネスは18席、プレミアムエコノミーは21席、合計で302席を提供。

　・エコノミーでは、横一列3座席が平らなソファーになるシート「エコノミー・スカイカウチ」を14列導入。

　787-9は、現地時間7月14日から20日まで英国で開催されるファンボロー航空ショーで、ボーイングが試験機（ZB001）を展示予定。日本の航空会社では、全日本空輸（ANA/NH）へ今夏の引き渡しを予定している。

関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン
Dreamliner Fly Happy（Air New Zealand）
Farnborough International Airshow 2014

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