LCC(低コスト航空会社)の香港エクスプレス航空(HKE/UO)は現地時間6月25日、新しいロゴとデザインを施したエアバスA320型機(174席)の初号機「シューマイ」を披露した。
HKEは中国・海南航空(CHH)系のLCC。1月に発表された新デザイン導入により、同じくCHH傘下の香港航空(CRK)と外観の差別化を図り、ブランドの位置づけを明確にする。
機体後部には香港の街並みをイメージしたデザインを取り入れ、訪れたことがなくても香港の航空会社を想起させるようにした。垂直尾翼は左右で異なるデザインになっている。
香港人から新デザイン機の愛称を募集していた同社では、中華料理の点心にちなんだ愛称を5機のA320に名付ける案を採用。初号機は「シューマイ」と名付けられた。低価格運賃により、海外旅行は日曜日に点心を楽しむのと同じくらいに変わる、という意味を込めている。
HKEは現在A320を6機運航しており、年末までに10機に増機する予定で、2018年までには30機まで増やす計画。日本へは2012年10月まで関西-香港線をフルサービス航空会社として運航していたが、2013年6月にLCCへ業態転換した。同年11月から羽田空港と関西空港に、今年4月10日からは福岡空港に乗り入れている。
羽田と関空以外には、タイのチェンマイとプーケット、マレーシアのコタキナバルとペナン、中国の昆明、台湾の台中、韓国のソウルに就航済み。8月1日からは中国の寧波、8月7日には釜山、9月18日からは中部空港(セントレア)への路線を香港から開設する。
関連リンク
香港エクスプレス航空
・ 香港エクスプレス航空、新機体デザイン発表(14年1月21日)