エアバスは現地時間6月18日、A350 XWBの試験機(MSN3)を用いて、アラブ首長国連邦のアル・アインで高温試験を実施したと発表した。
試験は40℃以上の条件下で実施。飛行中や駐機中の熱浸透度合いなど、エンジンや航空機システムの挙動を確認した。総試験時間は460回のフライトで2000時間を超える。
A350 XWBシリーズは3機種で構成、座席数はメーカー標準の3クラス仕様でA350-800が270席、A350-900が314席、A350-1000は350席。2014年5月現在、39の顧客から812機を受注している。
A350の量産初号機は、今年第4四半期にカタール航空(QTR/QR)へ引き渡される予定。日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。
・エアバス、A350の寒冷地試験実施 カナダで(14年1月30日)